京劇役者体験

月31日、日本に帰国する直前に留学先の大学近くに京劇衣装姿を取ってもらえるところが有ることを知り、
中国の学生さんに即予約を入れてもらいました(中国語はほとんど出来ないので)。

入ってみると意外に狭く、マンションの一室がそのままスタジオに改装されていたのには驚きました
(本当に普通のマンションの部屋だから、本当にここでいいのか戸惑いました)。
まずは自分がどんな役をやりたいのか、写真の中から選び出す。
私はやはり基本を抑えておこうと思い、虞姫をやる事にしました。
一緒に行った友人は女の子は楊貴妃に、男の子は項羽に(半ば無理やり私がやらせたごめんねT君…)扮しました。
↑帰国して以来やっと最近彼等に再会することが出来、HPで公開してもいいと許可をもらえたので掲載します
そして3人同時にメイク開始。
旦は下地にどうらんを塗る(あまりにアレな写真なので要注意)

下地が終わったら、パウダーをつけ、てかりを消す。その後、アイライン、眉を描き、化粧は完成。
ここまで約1時間半程(複数人数を一気にこなしているからだと思うけれど
はじめのあたりは二人交互に塗られた。後で応援が来て同時進行可能になり、スムーズに)。
男役(今回は浄)の方は、同時進行でメイクが進んでいったため、
詳しくはわからないのですが、そのまま隈取を描いていました。
下地がない分コチラの方が仕上がりが速く、彼はスピーディーに撮影を終え、衣装を解かれようとしていました。
このままではもったいないと思った私は無理をお願いして項羽と一緒に撮らせてもらう事に。

というわけで、T君には申し訳ないが、メイクしたまま私のメイク完成まで待機してもらうことに。
顔のメイクが終わったら今度は頭飾りを付ける為の準備。
眉のふち辺りに滑り止めを塗り、布で思いっきり目を吊り上げながら頭の後ろで縛る。
そしてべとべとした液体のついた髪の束をモミアゲとして頬に貼り付ける。
その後、黒い細かい網の布をかぶせ、かつらをつけ、冠や花、宝石などの装飾品をつけて出来上がり。

メイク終了後は衣装を着せてもらうのみ。
ただ、悲しいことに身長が低いため、このままだと衣装を引きずってしまう…
腰の辺りでスカートを着物を着るときと同じ要領で布を織り織りして何とか着られました。
(つまりその分腰が太くなるってこと…orz)

とう訳でミニサイズ虞姫の完成

虞姫
魚鱗甲。 小指が吊りそうでした。
メイク・所作指導下さった先生とのショット

その他私の写真  /  友人の写真

BACK